猫の体のお手入れの中でも、なかなか手強いものがこの「爪切り」ではないでしょうか。
基本的に爪切りを嫌がる猫は多いと思います。ですが鋭い爪は人や家具を傷つけるだけでなく、愛猫自身を傷つけてしまうこともあるので、定期的に手入れする必要があります。
ここでは、基本的な爪切りの仕方やコツなどをご紹介したいと思います。

○爪切りは月に一度程度

猫の爪は切らなくてはいけないものではありません。ですが、爪とぎをした爪が鋭いままだと、一緒に暮らす人間が怪我をしたり、家具や部屋もボロボロになってしまう恐れがあります。また、どんどん年をとって爪とぎの回数が減ってきたり出来なくなったりしてくると、伸びてしまった爪が巻爪になり肉球に突き刺さってしまうこともあり危険なので、そうなる前に、若いうちから爪切りを習慣づけるようにしましょう。最低でも月に一度は爪切りをしてあげたいものです。

○基本的な爪切りのやり方

①指先を軽く押して爪を出す
猫の足を持って、指先を軽く押し、爪を出します。
このとき、ギュッと強く押すと猫は嫌がってしまいますので、足をそっと持ち、指先を優しく押して爪を出しましょう。

②爪の先を切ります
白く透けている、爪の先端部分だけを切ります。先端の細くなっているところを一度で切るようにしましょう。
爪の中のピンクに透けている部分は血管なので、切らないように注意してください。

○もし出血してしまったら

まず、爪からの出血で命に関わることはほぼ無いので安心してください。ただし、爪の出血は止まりづらいので、そのままにせず、出血した箇所に清潔なガーゼをあて10分間圧迫してください。殆どの場合はそれで止まるはずです。なかなか圧迫させてもらえず、出血が止まらなかったり、傷口を猫が執拗になめている場合には、動物病院を受信してください。

○なるべくすばやく丁寧に

爪を切るのは、猫が機嫌よくリラックスしているときがいいでしょう。
爪切りに慣れていない成猫の場合には、普段猫を撫でるついでに手足や肉球にもそっと触れて、嫌がらないようになるまで慣らしておきましょう。手足を触られることに慣れてきたら、指先をそっと押して、1本ずつ爪を出してみます。
慣れない間は、全部の指を一度に切ろうとせず、今日は1本だけ、というように少しずつ慣らしていきましょう。あまり時間をかけないように行えば、猫に負担もかかりません。

参考までに、多くの猫は、後ろ足より前足、小指側より親指側の爪のほうがより嫌がる傾向にあるようです。ですので切る順番を決めるのもおすすめです。

○どうしても抵抗してしまう猫には

怖がりな猫だったり、爪切りに慣れていない猫などは抵抗しがちです。
どうしても抵抗してしまうようなら、バスタオルで体をくるんだり、洗濯ネットに入れるという方法があります。胴体を固定されると思うように動けないせいか、落ち着く傾向にあるようです。
また、猫を落ち着かせるような、猫用マスクや、猫袋と呼ばれているような体を拘束するようなグッズなども販売されています。試してみてもいいのではないでしょうか。

もし人間用の爪切りを使っているのなら、猫用に変えてみるのもいいでしょう。猫用の爪切りも何種類かあり、ハサミタイプやギロチンタイプなどがあります。使いやすく、切りやすい爪切りならば、時間がかかりません。

それ以外にも、ぐっすり寝ている時に切ってしまうとか、大好きなおやつをあげて、夢中で食べている間にサクッと切ってしまうとか。いろいろ方法はありますね。

○できれば子猫のうちに習慣付けたい

猫には生まれたときから爪が生えているので、生後2ヶ月くらいから定期的に爪を切る癖をつけられるといいですね。そうすれば成猫になっても楽に爪切りが出来るようになるかもしれませんよ。