一緒に暮らす家族同様の猫ちゃんには、ぜひ長生きしてもらいたいですよね。
ギネス登録されている世界一の長寿猫は1967年に生まれて2005年まで、38年の長い猫生でした。
そして同じ飼い主さんに飼われていた別の猫も34年2ヶ月という長寿猫だったのですが、この2匹たちは一体どんな食生活をしていたのかというと・・ベーコン&エッグ、アスパラガス、ブロッコリー、そしてクリームたっぷりのコーヒー、を好んでいたようなんです。
ブロッコリーなどはとても栄養価の高い食材ですが、ベーコンやクリームたっぷりのコーヒーはあまり健康的では無いような気が・・なにか他に秘訣があったのでしょうか。

ここでは、長生きしてほしい愛猫にぜったい食べさせてはいけない食材を取り上げたいと思います。

○猫は肉食動物

まずは「人間の食べ物は絶対に与えない」ようにしましょう。
もともと肉食性の猫は、雑食性の人間や犬よりもタンパク質を多く必要とします。
体内で合成できず食べ物から摂る必要のある必須アミノ酸の種類も人間よりも多く、それらが不足すると目に障害が起きたり、心臓疾患を引き起こすこともあります。
人間と同じものを猫が食べ続けたら、猫に必要な栄養素は足らず、猫には不必要な栄養素は摂りすぎてしまいます。

○ネギ類は厳禁!!

長ネギ、たまねぎ、にら、にんにくなどのネギ類は赤血球を破壊し、貧血や下痢、血尿、嘔吐、発熱を起こし、最悪の場合死に至ることもあります。
ハンバーグやシチュー、味噌汁、パスタ等、ネギ類を使った料理は意外と多いので、猫が誤って食べてしまわないよう注意してください。

赤血球を破壊する成分を含む食材は他にも、カリフラワー、ブロッコリー、キャベツ、カプ、からし(マスタード)、クレソン、わさびなどがあります。玉ねぎほど含有量が多くはないので、一欠片程度では問題はありませんが、定期的に長く与えるのは避けましょう。

○チョコレート&カフェイン

チョコレートの原料であるカカオにはテオブロミンが含まれており、これを分解できず、嘔吐や下痢、痙攣などの中毒症状をまねきます。重症になると死に至ることもあります。ココアも同様です。

また、チョコレートにはコーヒーや紅茶、緑茶同様カフェインが含まれています。カフェインには、中枢神経に対する強い興奮作用があり、猫が中毒を起こす可能性があるので与えないでください。

○生のイカ、タコ、エビ、二枚貝(はまぐり)

生のイカ、タコ、エビなどの魚介類に含まれる「チアミナーゼ」という酵素は、猫にとって必要なビタミンB1を分解してしまいます。ビタミンB1の不足が続くと食欲低下や嘔吐をまねき、背骨が変形してしまうこともあります。
また、えさや水中の汚染物質などが消化器官に高濃度で蓄積され、毒素を持っていることもあります。

生ではないサキイカやスルメも、大量の調味料のほか、猫の赤血球を破壊する原因となることが報告されている添加物が使用されていることもあるので注意!
また、胃の中に入ったスルメは水分を含んで10倍以上にも膨張することがあり、食べ物を丸呑みしがちな猫には危険です。

○香辛料・スパイス類

コショウ、ペッパー、とうがらし、カレー、タバスコなどの香辛料は、猫の内蔵を強く刺激して、嘔吐など胃腸障害をまねく原因になります。
カレーやキムチのほか、魚肉ソーセージなどにも香辛料は使われていますので、原材料をしっかりと確認しましょう。

○アワビやサザエの肝

アワビやサザエの肝(緑色の部分)に含まれる「フェオホルバイド」という成分は強い光に反応して炎症を起こします。日光にさらされやすい猫の耳は皮膚や毛が薄く、血管内にこの成分がたどり着くと、紫外線と反応して炎症を起こし、最悪の場合壊死してしまうこともあります。
「アワビを食べると猫の耳が落ちる」という通説はここから来ています。

○加熱すればOKな卵

ゆで卵は、猫が体内で合成できない必須アミノ酸11種類のうち、8種類を摂取することが出来るのでおすすめ食材なのですが、生卵には注意が必要です。
生の卵白には「アビジン」という酵素の一種が含まれ、ビオチンを分解してしまいます。大量に食べすぎると体内でビオチンが破壊され皮膚炎や結膜炎、成長不良を引き起こす可能性があるのです。
アビジンは加熱処理すれば壊れますので、卵を与えるときには必ず加熱しましょう。

○人間の食べ物をあげないに越したことはない

上記に記載したもの以外にも危険な食材はまだまだあります。
基本的に人間用の加工食品や味付けの濃いものは、添加物や塩分、糖分を多く含むのであげないでください。